RecDesktopを使ってDropboxのファイルをEvernoteへ連携する
RecDesktopを拡張してDropboxのファイルをEvernoteへ連携できるようにしました。
そもそもなぜRecDesktopでDropbox->Evernote連携をやろうとしたのか
世の中にはIFTTTという素晴らしいサービスがあります。でも、IFTTTを使ってDropboxのファイルをEvernoteに連携した場合、個人的にいけてない点が2つあります。
- Dropboxの共有ディレクトリしか対象にできない
- ファイルへのリンクがノートになるだけで、ファイル自体はEvernoteにアップロードされない
自分がEvernoteになんでも情報を入れるのは検索で情報がひっかかるようにするためというのが一番大きい理由なので、ファイル自体がEvernoteにアップロードされないと意味がありません。
そこでRecDesktopを拡張して、Dropbox管理下のファイル自体をEvernoteへアップロードするように拡張しました。
ちなみに、zapierとかcloudHQとかIFTTTのようなサービスは他にもありますが、あちこちのサービスで色んなデータフローを定義するとややこしいので試していません。 なので既に他のサービスではできるかもしれませんが、たいした拡張ではないのと、Dropbox連携とか関係なく今回の拡張はしようと思っていたのでRecDesktopを使ってDropbox→Evernote連携をすることにしました。
RecDesktopの何を拡張したのか
機能拡張したのは2点だけです。
- 任意のディレクトリを指定可能にする
- アップロードしたファイルを移動しないでその場においておくことを可能にする
1. 任意のディレクトリを指定可能にする
まず1点目の対応についてです。
今まではDesktop, Documents, Downloadの3つしか指定できませんでしたが、好きなディレクトリを指定できるように拡張しました。
3つのディレクトリに絞っていたのは主に使うのがこの3つだからという感じであまり深い理由はなく、他のディレクトリを指定できて問題があるわけでもなかったので制限を外しました。
これでDropboxのディレクトリをはじめ、好きなディレクトリを指定することができるようになりました。
2. アップロードしたファイルを移動しないでその場においておくことを可能にする
2点目の対応についてです。
今まではアップロードしたファイルは指定したバックアップディレクトリーへ移動するようになっていました。
これは常にDesktopやDownloadディレクトリをキレイにしておきたいという思っているからです。
しかし、このままでDropboxディレクトリをアップロード対象にしてしまうと、Evernoteへアップロードしたファイルが次から次へと移動してしまいます。
Dropboxの長所の1つはディレクトリ構成を持たせてクラウドにアップロードしておくことだと思っているので、これはいけていません。
また、Dropboxのファイルを共有している場合、相手にとっては勝手にファイルが移動されることになるので迷惑極まりません。
そこで、アップロードしてもファイルは移動しないようにする方法も選択できるようにしました。
今までは必ず移動先のディレクトリを指定する必要がありましたが、"指定しない"での登録も可能になっています。
そして、ディレクトリが指定されていない時は、アップロードした後のファイル移動はしないようになっています。
また、このままだと永遠にアップロードを繰り返してしまうので、ファイル移動がされない設定の場合は、前回アップロード時間以降にファイルが更新されているかを確認して、更新されているファイルのみEvernoteへアップロードするようになっています。
もし、同じ名前のファイルが既にアップロードされている場合、上書きするようになっています。
既存のファイルをアップロードする方法
ファイル移動をしない設定の場合、前回アップロード以降に更新されたファイルのみがアップロード対象になります。
そのため、新しいバージョンのRecDesktopを使って設定をしても、既に作成されているファイルはアップロード対象になりません。 それらのファイルもアップロードしたい場合は、以下のコマンドをターミナルから実行して、ファイルのタイムスタンプを更新して下さい。
find `pwd` -name "*.pdf*" -exec touch {} \;
自分の使い方
ちなみに自分は以下のように感じでRecDesktopを使っています。
- Desktop、Download、Documentsディレクトリに対しては、指定したディレクトリのみを検索対象として、アップロードしたファイルはそのディレクトリにあるバックアップディレクトリへ移動する
- Dropboxディレクトリに対しては、全ての階層を検索対象として、アップロードしたファイルはそのままにする(移動しない)
- 対象のファイルはpdf, ppt(pptx), keynoteが主